- 子どもへの叱り方がわからない方
- 叱っているのに子どもが聞いてくれない方
- しつけのため怒ってばかりでもう怒りたくない方
こんにちは!
保育士歴8年1児のぴこです。
今回は、尾木ママなどで流行っていますね。
「叱らない子育て」についてです。
最近叱らない子育てと放任を間違えている人を見かけます。
子どもは可愛いのだろうけど、その伝え方はちょっと違うぞ!
こりゃいかんな!と奮い立ち記事にします!
尾木ママ流𠮟らない子育てってどんな子育て?
尾木ママが推奨している「叱らない子育て」は子どものしつけ=叱ることではなく、大切なのは子どもの気持ちに耳を傾けること・保護者が子どもに共感することです。
怒鳴ったり、自分の感情で怒るのは違います。
じゃあどんな時にどんな風に叱ったらよいの?
- 友達や誰かに危害を加えたとき
- 物を大切にしなかったとき
- 自分に危険があるとき
- 「どうしたの?」理由を聞く
- 「嫌だったね。」共感する
- 「でも~だったね。」正しいほうへ導く
何かトラブルになったとき、頭ごなしに怒っていませんか?
まず、理由を聞きましょう。
その子なりの何か理由があったはずです。
そして、共感しその子に寄り添いましょう。
「嫌だったね。」「そうだったの。」「わかったよ。」
共感してもらえると、大人も嬉しいですよね。
子どもも同じです。
いきなり怒られたら自分の殻に入りたくなりません?
共感することで、最後の導きを子どもの中にすっと入りやすくします。
そして、正しいほうへ導きましょう。
「でも、こうしたらよかったね。」「こうできたらもっとかっこよかったね。」「次は、こうしてみよう!」
大人でもどうしたらよかったかわからなかったら「一緒に考えよう」と誘ってみましょう。
子どもの世界も難しくて、私も一緒に頭を悩ませることはあります。
それでいいんですよ。
一緒に悩んでくれる人がいることが大事です。
次に事例で詳しく解説していきます。
【事例1】子どもがお友達を叩いても叱らないの?
それでも叱らずに「だめだよ~」という程度。
正直、「え?それだけ?」と思ってしまいました。
叱らない子育てって大丈夫なんですか?
ちょっと待った!
それは、叱らない子育てでもなんでもありません。
子どもになんにも伝わらない子育て…ただの放任になっています。
叱らない子育てを 今回の場合でするならば…?
- 「どうして叩いたの?」と理由を聞く
- 「それは嫌だったね。」共感する
- 「でも、叩くのはよくないね」諭す
怒鳴らず、理由を聞き、共感し、諭す。
これが叱らない子育てです。
怒鳴られると人の脳は委縮し、なんで怒られたのかはあまり記憶に残りません。
反対に、笑顔は楽しい記憶に残ります。
【事例2】出かけなきゃいけないのに…

ひとつは付き合いましたが、本当にもう出かけなくては行けなくて「もう置いていくよ!」と怒ってしまいました。
出かける直前で、おむつを替えなくてはいけなかったり子どもってバタバタしますよね。
余裕をもって準備していたはずなのに、結局バタバタしてしまったりなんででしょう?
答えは、事前準備ができていなかったからです。
出かける前に支度をしませんでしたか?
今朝は子どもと遊びましたか?
出かける前のお子さんの心境は「お出かけ、楽しみ!」と気持ちをのせましたか?
保護者の準備不足のせいで、子どもが怒られることになってしまっていませんか?
保育園でも、事前の準備は毎日しています。
その日の保育は、前日の準備で決まる!といっても過言ではありません。
例えば、製作をやる場合も事前に作っておくものを用意し、子どもが手を汚したら?服を汚したら?製作の後の給食へはどう動けば、スムーズかな?と、いろいろなパターンを考え準備します。
後手後手では、できないんですよね。
それで、バタバタしてうまくいかなくて投げだしたら保育は崩壊します。
事前準備ってとても大切です
【事例3】危ない!子どもが道路を飛び出した!
「危ない!道路に急に出ちゃだめでしょ!」と怒鳴りました。
尾木ママの叱らない子育てではこんな時、親の責任。
子どもは道路に飛び出す、命知らずなびっくりさんです。
こんなときだって叱らないように事前に動いていなければなりません。
例えば、事前に車がくるから手をつないだり「この線なんだ?とまれの線だね。」
と声かけをしたり、事前に声をかけて促したりします。
手をつなぐのを嫌がられて、諦めていませんか?
姿勢をさげて子どもの目を見て、「繋いでくれると嬉しいな!」と伝えていますか?
公園は自転車で行っていないですか?
たまには、近所をお散歩をして、道を歩く練習や交通ルールを楽しみながら教えましょう。
道路は飛び出ないことや信号の見方、信号での待ち方を伝えます。
事前に伝えることはとても大切ですね。
ぴこだったら、今回の危険な場面は叱ります!そして、私も危険にさらしてしまったことを反省します。
保護者自身の健康管理も事前準備です
保護者の皆さんは家事や子育て、お仕事で疲れていませんか?
スマホを見る時間もほとんどないからと夜中までぴこぴこしていないですか?
- ストレスの増加
- 集中力の低下
- 新陳代謝の低下
- 事故やケガが招きやすい
- 寝室にスマホをもっていかない。
- お風呂にゆったり入る。
- 朝日を浴びる
- 銭湯へ行って、夕飯やお風呂を済ませる
- 一時預かりを利用してリフレッシュする。
生活を見直して、大変だな?と感じるところは工夫してみましょう!
ぴこは、ついつい夜中までスマホをいじっています。
寝不足は、次の日の出だしを遅くしてしまったり、何やら元気がでません。
後手後手の子育てになってしまうので、見直しポイントです。
尾木ママ流叱らない子育てはわがままに育つ?
叱らない子育て=甘やかすではないことは、このブログを読んでいただいたみなさんにはわかっていただけたと思います。
感情的に怒らない・怒鳴らない・だけどしっかりと伝えることが、叱らない子育てですね。
ただ上辺だけの叱らない子育てをされている方は、心配です!
- ファミレスを走り回っても注意されない子ども
- お友達を叩いても「だめよ~」だけで教えられてきた子ども
- 電車で騒いでも親はスマホをいじっている家庭
パッと見て、上記の例が「放任だ。」だとわかるはずです。
わがままや自己中心的に育つのは目に見えていますね。
だって、他人の気持ちを知ろうともしていないから。
そうではなくて、きちんと「理由を聞く」「共感する」「正しいほうへ導く」の3ステップをしましょう。
尾木ママ流叱らない子育て論争
尾木ママの本には、「万引きをした子どもにも叱らずに「どうしたの?」と声をかけましょう。」とありました。
これがネット上で反感を買い、一時騒がれていました。
「いや、そこは叱ろう!」
「何事も、褒めたり叱ったりメリハリが大事」
「普通に犯罪だし、罰しないと」
そうですね。
でも、私はこれに対して
「今が大切!!子どものヘルプに耳を貸さないといけない!」
明らかにいけないとわかっていたことをやるには、子どもだって覚悟やそれ相応の理由があったはずです。
怒りたい気持ちや漠然とした気持ちを抑え、「どうしたの?」と聞けるのはものすごく大変です。
万引き=よっぽどのことをした子ども
に今、寄り添わなければいつ寄り添うの?
「どうしてやったの?」
「いけないことだよね」
「理由を聞かせて」
「助けたい」
実際、息子っぴは2歳なのでそんなことはしないですが
(スーパーで買う前におかしを開けようとしたことがあり、必死に止めました(汗))
もし大きくなって「こんなことがあったら?」と想像してしまいました。
正直、怖いし嫌です。
「どうしたの?」心にとどめておきたいです。
叱らない子育ては、放任とは違います!
言葉の上っ面だけをとって叱らない子育てをするのではなく、子どもへの理解と共感・事前準備をしっかりして子どもに寄り添っていきたいですね。
誰だって怒りたくないです。
私だって怒りたくないです。
すぐにできる尾木ママ「叱らない子育て」のポイントは「どうしたの?」ですね。
私自身もイライラしたら、自分に「どうしたの?」と寄り添ってみようかな~なんて思いました。
以上!ぴこでした~!