- 子どものおもちゃの貸し借りで困っている方
- 「貸したくない!」と言った時の対応に迷っている方
- 保育士がおもちゃのトラブルにどう対応しているのか知りたい方
こんにちは!
保育士歴8年と1男児のママ・ぴこです!
今回のテーマは、「2歳児のおもちゃの貸し借りトラブル」について。
保護者の対応の仕方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ぴこは保育歴8年のうち、2歳児クラスを持ったこともあります。
その経験から、2歳児のおもちゃの貸し借りトラブル時の声かけ方法や保護者はどう子どもを理解したらいいのか、保育の現場ではどんな対応をしているのか事例をもとに記事にします。
- 【事例で見る】2歳児のおもちゃの貸し借り
- おもちゃの貸し借りができるようになるには?
- 子どもがおもちゃの貸し借りがをできるかもしれない5つの声かけ
- おもちゃの貸し借りできなくても大丈夫!長い目で見守りましょう
※1 子どもの個性はそれぞれですので、パターンに必ずしも当てはまるとは限りません。
※2 事例のお子さんは、すべてAちゃんと表記しています。年齢は2歳。
【事例で見る】2歳児のおもちゃの貸し借り
【事例1】せっかく家に来てくれたのに…
せっかくお友達が来てくれたのに、Aちゃんは全然おもちゃを貸せません。
全部「Aちゃんの!だめ!」と言ったり、普段全然使って遊んでいないのに、お友達が使っていたら取り上げる始末。
「確かにAちゃんのおもちゃだけれど、来てくれたお友達は楽しくないよ。貸してあげようね。」とAちゃんのお母さんは注意しました。
お友達におもちゃが貸せなくて、せっかく来てくれたのに嫌な思いさせちゃいました。
貸してあげられるようになるにはどうしたらいいですか?
それはAちゃんがおもちゃを大切にしている証拠です。
保護者の役割と声かけの仕方
- 「Aちゃんのだね。そうだね。」
- 「ごめんね。今は貸せないみたいなの。」
- 「Aちゃんが使っているの。こっちはどう?」
そして、あまりにも貸せない様子でしたら、お友達の保護者の方にこう言いましょう。
「ごめんね。
うちの子思ったよりおもちゃ大事にしてたみたいで…
今日は貸せそうになくてトラブルになりそう。
申し訳ないのだけど、〇〇に行かない?」
- 掃除しなくていい
- お茶菓子を用意しなくていい
- 親子とも気分転換ができる
- ついでに買い物ができる
- 体を使って遊べる
- 家ではできない遊びができる
おもちゃの貸し借りよりも大切なお話
家はAちゃんの安心して満たされる場所です。
まだ貸し借りの難しいAちゃんは、お友達に自分のテリトリーを荒らされている気持ちかもしれません。
そんなときは、家で遊ぶのはぐっと我慢しましょう。
大切なものや触られたくないものが、子どもにだってあるんです。
【事例2】知らない子が勝手に遊んじゃった
持ってきた砂場のおもちゃを、勝手に知らない子が使ってしまいました。
周りには保護者が見当たりません。
Aちゃんは、何も言わないけれど、 困った様子で抱き着いてきました。
「ごめんね。勝手に使わないでね。返してくれる?」と言ったけれど、
知らない子は聞き入れません。
むしろ、どんどん話しかけてきて、Aちゃんじゃなくて、私と遊びたがるんです。
離れてもついてきます。
どうしたらいいですか?
公園で遊んでいるとあるあるですよね。
知らない子にとってあなたと遊んでいるのが、とても楽しそうに見えたから遊んで欲しくなったんですね。
ここで、まず、第一に確認するのは
その子の虐待の痕跡の有無です。
単純に遊びたかったのなら、それはそれで良しです。
遊んでも、遊ばなくてもいいんです。
ただ、心配なのは、親の愛を求めえたのかということです。
大げさかもしれませんが、なんとなくの気づいた違和感が子どもを救うかもしれないんです。
虐待かも?と思ったら
「189」番にTELです。
「いちはやく」ですよ。
頭の隅に入れておいてください。
次に大切なのは、わが子の心です。
- 保護者と遊んでいたのにこの子誰?
- なんで私のおもちゃ使っているの?
- でも知らないから言えない
- え?意味わかんないし!ドーン!?
- 一緒に遊んでくれるのかな?
- 楽しい子かな?
などなど…
まず、お子さんの様子を見て「一緒に遊んでみる?」「私と2人がよかったかな?」と確認します。
子どもの選択を尊重しましょう。
知らない子との関りは、悪いことばかりではありません。
無下にせず、遊んでみるのも手です。
でも、保護者とばかり遊びたがる子には
「私は、Aちゃんと遊びたいから公園に来たの。」とはっきり伝えましょう。
困っていても、言わないと伝わらないんです。
まずわが子を大切に。
それが広がることが何よりです。
おもちゃの貸し借りができるようになるには?
焦らなくて大丈夫です。
「今すぐできるようになってほしい!」はできません。
大人だってスマホや大事なもの貸せないものはありませんか?
私は、スマホは見られたくないし、本やドラマも一人でじっくり楽しみたいです。
嫌な気持ちがしても、大人は我慢ができたり対応できますが、子どもは自分の感情に素直です。
いけないことをしたら、フォローすればいいんです。
ブログ見てくれたのにごめんなさい。
ただ、せっかく見てくれたのに
それじゃ納得できませんよね!!
もしかしたら…
「貸せるかもしれない声かけ」を保育士ぴこが伝授します!
子どもがおもちゃの貸し借りがをできるかもしれない5つの声かけ
1.「貸せたら優しい心がぐんぐん育っちゃうよ!できるかな?」
2.「あ!なんかAちゃんのおててが、貸してあげたいって言ってるよ。Aちゃんどうかな?」
3.「この前、〇ちゃんが貸してくれた時、どんな気持ちだったかな?嬉しい気持ちだったよね。その気持ち、今度は△ちゃんにあげてみようよ。」
4.「今は使っているんだよね。 わかった。時計が〇になったら貸せるかな?」
5.「(郵便屋さんになって)すみませーん。これを○○ちゃんにお届けしたいのですが、ハンコもらえますか?」
「代わりにこれが届きましたよ~」
いろいろな言い方がありますね。
息子っぴは、数ブームなので時計が効果的です!
おもちゃの貸し借りできなくても大丈夫!長い目で見守りましょう
お友達同士のおもちゃの貸し借りは、日常茶飯事起きていますよね。
息子っぴも最近貸せないので、家には呼べていませんが、お友達とは公園や児童館などで遊んでいます。
それはそれで 、息子っぴも「今日はだれとどこ行くの?」なーんて、毎日楽しそうですよ。
何か困ったな?これどうにかならないかな?と思ったときは、保護者力アップのチャンスです!
子どもは自分を理解してくれたと感じることで「わかってくれる人がいるんだ!」と安心できます。
絶対安心できる場所があれば、いつか子どもはどんどん外へと行きます。
きっと来年の子育て中には、「そんなことで悩んでたな~」なーんて思い出になっているかもしれませんね!
子どもの野菜嫌いに悩んでいませんか?
以下の方法を試したら、子どもが食べないストレスから解放されました!
ぜひご覧ください!