こんにちは!
【保育士歴8年】1児のママ“ぴこ”です!
- せっかく時間をかけて食事を作ったのに、子どもが食べてくれず悲しい思いをしている方
- パパやママが野菜をあげることを諦めてしまうくらい子どもが野菜嫌いでお手上げの方
- 毎日の食事を子どもにも楽しんでもらいたい方
2歳児のお子さんはイヤイヤ期もあり、あんまり食事を食べてくれないですよね。
私たちママ・パパが、“子どもが食べてくれますように”と作った料理を、子どもに食べてもらえないと、とても悲しいですよね。
この記事では、そんなママ・パパの悲しい思いが減るように、保育士ぴこの経験を全て記事込めました!
今回紹介する「子どもが食べる13の工夫」を実践していただくと、どんな子どもでも「ちょっと食べてみようかな?」と一口食べることに挑戦できますよ!
「野菜なんて大嫌い!一口も食べるもんか!」と、うどんで育った息子っが、この方法を実践したら、小さな小皿に盛られた野菜を食べられるようになりました!
おかげさまで、せっかく作った料理を捨てる悲しみとおさらばできましたよ!
この記事では、保育士ママ“ぴこ”が試行錯誤した「子どもが食べる13の工夫」と実際に勤めていた保育園で保育士“ぴこ”が実践していた「食事への環境作りと声掛けの仕方」を紹介します。
記事を読み終えたら、誰でも簡単に試せる食事の工夫を習得でき、楽しい食卓への第一歩を踏み出せます!
2歳児が食事を食べない!食べるように工夫した13のこと
突然ですが、みなさんは食事を与える上で大事なことって知っていますか?
食事の基本には、「親が食事を子どもに与える上で大事なことは、食事の内容、時間、場所を決められるのは親。それをどのくらいの量食べられるかを決めるのは子ども」というものがあります。
大人だってもう食べられないのに、食べることを勧められると辛いですよね。
子どもも同じです。
そうは言っても…ある程度食べてくれないと親だって心配。
いったい2歳の子どもはどのくらい食べればいいのでしょうか?
厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』には、1~2歳児の推定エネルギー必要量は、男の子が950kcal/日、女の子が900kcal/日が基準としている。
食が細いお子さんは、3食ではエネルギー必要量を補えないので、3食+補食(おやつ)で補いたいところ。
それは分かっているけれど、子どもが食べてくれない…。
そもそもなんで野菜が嫌いなんでしょう?
ちょっと気になったので調べてみました。
- 子どもは大人よりも舌が敏感なため、にがみを強く感じてしまう。
- 子どもの奥歯が4本生えそろっていないから噛みにくい。
- 食事中にテレビやおもちゃが視界に入り、他に気が散ってしまう。
- いつも食事中、保護者に「もう一口食べなさい!」と言われてプレッシャー
子どもにもいろいろな事情がありますね。
舌が敏感だとか、歯が生えそろっていないとか…
確かにそれでは、食べにくいですよね。
子どもの「食べられない理由」に寄り添いながら、食事が進むように工夫しましょう!
1.小皿で少量のみ出す
小皿にスプーン1/4程の、野菜をのせましょう。
野菜嫌いの子どもは、お皿に盛られた野菜の存在が敵のように感じています。
だから、その野菜を弱そうな敵にしちゃいましょう!
小さな一口でも、「食べられた!」という経験は自信がつきます!
自信がつくと、食べられる量が増えていきます。
まずは、少量からトライです!
2.生活リズムを正す
子どもの生活リズムを正さないといけない…!
これは百も承知だと思います。
ぴこにも2歳の息子がいますが、子どもが寝ている間に家事を済ませたい気持ち…よーくわかります!
子どもが眠っている時間しか、自分のペースで何かができる時間って親にはないですもんね。
ただし、食事という観点からも早起きはメリットがあります。
- 早起きすることで朝ごはんからお昼ご飯までの時間が空く
- 活動量が増え、お腹が減る
- お昼寝の時間が早まり、夜も早寝できる
子どもの活動時間が延びれば、その分消費する為、子どもはお腹が空きやすくなります。
生活リズムは、見直す価値ありです!
3.最初に食べてほしいものを出す
一番初めに、野菜など親が食べて欲しいものを食卓に並べましょう。
お腹が空いているなら、一番初めに出された野菜を子どもは食べる可能性が高いです!
「一口食べたら次が出てくるよ?」と、子どもに野菜を食べるよう促してみましょう。
空腹は味方にすべし!
4.間食は時間を意識する
間食は、朝・昼・夜ごはんに影響しないように食べましょう。
間食をだらだら食べると、お腹が空かない状態になってしまいます。
実際に、お友達が我が家に遊びに来てくれたとき、おやつを出しっぱなしにしていたら、息子っぴは夕飯をあまり食べられませんでした。
いつまでも机の上に置いておくのはバツです。
5.ポタージュにする
味噌汁なら飲めるというお子さんには、ポタージュがおススメです!
なぜなら、ポタージュは野菜っぽくないから!
子どもにとってポタージュは“野菜を食べる”というハードルが低いんです。
作り方も簡単!
- 野菜を細かく刻む
- 鍋に水とコンソメ・刻んだ野菜をいれてやわらかくなるまで煮る。
- 火を止め、ハンドブレンダーで砕く
- 牛乳を加え、再び温める。
- (あれば)生クリームを加え、塩コショウで整える
これなら普段食べない野菜もたくさん飲んでくれそうです!
6.食前に絵本を読む
食事の前に絵本を読むと、遊びやテレビ等の活動に区切りがつきます。
さらに食事に関する絵本を読めば、子どもの気持ちが食事へと傾き、落ち着いた気持ちで食事をとることができます。
「さっき絵本にでてきたのと同じ、にんじんだよー!」と親子の会話も広がりますね。
食事に関する絵本はこちら
ぴこは絵本が大好きで、絵本探しが趣味なので詳しいです!よかったら見てくださいね。
7.お人形に褒めてもらう
大好きなお人形さんに食事を応援してもらえたら、「良いところを見せてやる!」と子どもも張り切って食事が進みます!
ママやパパに励ましてもらうより効果的です!
息子っぴはお人形さんが「これ食べるところ見たいな~」なんて言うと、小さく口を開けています。
毎日お人形さんに頼ると、子どもも飽きてしまうので、間隔を空けながらお人形さんを登場させるとグッドです!
8.これ食べたらこっちね作戦
子どもは好きな食べ物やデザートを食べたいがために、苦手なものにも挑戦することがあります。
パパやママが「デザートのいちごさんが見てるよ!頑張れ!」なんて言うと、子どもも「それなら頑張ろう!」とモチベーションアップに効果的です!
しかしこれには注意点があります。
子どもが苦手なものを一口食べられたからって、親はもう一口を催促してはいけません。
「一回食べられたからもう一回食べて。」と言いたくなる親の気持ちはよくわかりますが、子どもは一回だから食べられたのです。
何度も、もう一口と促されると「最後の一口って言ったじゃん!」と子どもも辛いです。
親はぐっと我慢して、最後の一口は“本当に”最後の一口にしてあげましょう。
9.揚げる
野菜を揚げると子どもは食べやすくなります。
子どもはポテトやチップス等のおやつが大好きですよね。
揚げると、衣がつき見た目が野菜っぽくなくなります。
意外とおいしいのがブロッコリーを揚げたもの。
息子っぴもこれなら食べてくれます!
野菜チップスみたいな感覚で食べられるからおススメです!
10.「チョコ味の野菜だよ」作戦
2歳くらいの子どもはファンタジーの世界で生きています。
好きなキャラクターになりきって遊んだりしますよね。
大人からすると不思議なセリフですが…
このにんじんさんチョコみたいに甘い!おいしー!
なんて言ってみたら、意外にも息子っぴも食べてくれました!
だまされたと思って、一度試してみてくださいね!
11.カレーに細かくしていれる
カレーが食べられるお子さんなら試してほしいです。
にんじんや玉ねぎ、ブロッコリー等の野菜をフードプロセッサーで細かくしてカレーに混ぜちゃいましょう!
これは息子っぴも高確率で食べられるので、週1栄養摂取の日です!
野菜嫌いのお子さんにはおススメの野菜カレー!
ぜひ献立に取り入れてみてください。
12.ジュースは食前にあげない
ジュースを食前にあげるのは控えましょう。
ジュースは甘いので食前に飲むと、子どものお腹も満たされてしまいます。
レストランのドリンクバーも、食前は1杯まで。
せっかくのレストランでのお食事ですから、残すのは最小限にしたいですね。
13.おいしい野菜を買ってみましょう
おいしい野菜なら食べられます!
実際に、我が家ではらでっしゅぼーやを利用しており、大の野菜嫌いの息子はらでぃっしゅぼーやで野菜を克服しました!
生産者さんがこだわって作った野菜は、やっぱり味が違います。
野菜が甘い・味が濃い・うまみがたまらなくおいしい!
子どもも固いお肉は食べないけど、良いお肉なら食べられたりしますよね。
それと同じで、野菜だっておいしい野菜なら食べられる可能性が高いんです!
らでっしゅぼーやの野菜は、無農薬・低農薬で作っているから、子どもの体に優しい。
こちらも一度試してみる価値があります!
【らでっしゅぼーや】で本当に野菜嫌いを克服できるのか検証しました!
2歳児が食事を食べないときの環境作りと保育士の声かけ
ぴこが勤めていた保育園では、楽しく食事が進むように様々な工夫しています。
みなさんのお家では、おもちゃは目線に入らないよう工夫されていますか?
子どもにとって食事の気が散ってしまうようなものは机に置いていないですか?
保育園では、子どもが食事に集中できるように環境を整えています。
実際に、勤めていた保育園で行っていた環境構成をご紹介します。
- テレビ・おもちゃは片づける
- 他の食べているお友達の顔が見えるような机の配置
- 個々に合わせた盛り付け量の調節
- 食事は約30分で済ます
- 食後楽しいことが待っていると見通しを伝える
意外と、子どもの隣に親が座って食べている家庭もありますね。
隣ではなく、お子さんとパパ・ママの表情が見える位置に座りましょう。
パパやママが食事をおいしそうに食べている姿を子どもに見せることで、子どもは苦手な野菜も「食べてみようかな?」と挑戦してみたくなります。
次に、子どもが意欲的に食事をする保育士の声かけを紹介します!
- かばさんのお口で食べてみようか!
- 〇ちゃんが自分で食べられる量をよそってみる?
- これカリカリって音がするよ
- 食べたら一緒に〇〇で遊ぼう!
- これ一回かじったら、ハートの形になったね。次はどんな形になるかな?
保育士の声かけは種類も豊富だし、その子の“好き”に合わせた楽しい声かけを心がけています。
ぜひ、いろいろ試してみてお子さんにあった声かけを見つけてみてください!
【まとめ】食事を食べない2歳児でも工夫次第で食べられる!
子どもが食べる13の工夫をおさらいしてみましょう!
- 小皿で少量だけ盛り付ける
- 生活リズムを正す
- 最初に食べて欲しいものを出す
- 間食は時間を意識する
- ポタージュにする
- 食前に絵本を読み、気持ちを切り替える
- お人形に褒めてもらう
- 「これ食べたらこっちね」作戦
- 揚げる
- 「チョコ味の野菜だよ」作戦
- カレーに入れる
- ジュースは食前にあげない
- 【番外編2】おいしい野菜を買ってみる
子どもがご飯を食べている間、家事をしている方もいるかと思いますが、親が一緒にいるのに子どもが一人で食べている状態(孤食と言います。)の家庭も増えています。
なんとなく子どもも寂しいですよね。
子どもが中学や高校生になったら、子どもと一緒に過ごす時間は食事のときだけかもしれません。
子どもと一緒に過ごすのがあたりまえの毎日だけど、実はその時間…とても貴重です。
ぜひお子さんと一緒に食事を楽しんでくださいね。
毎日食事を用意するパパ・ママの努力が報われますように。
以上、ぴこでした~